5_ウッドショック…?暗礁に乗り上げる札幌での家作り

子供が生まれ小休止していた家作り。
半年ほど経ち生活も落ち着いてきたので、家作りを再開することにした自分ですが…

まずは土地探しを再開する前に、住宅ローンの事前審査申込へ。
欲しい土地が出た際に、事前審査すら行っていないとなると申込がスムーズにいきません。
以前から工務店を通して相談はしていたので、担当者の方にアポを取り銀行へ。
が、ここでもコロナ禍の影響が…

自分は妻との収入合算で借り入れを予定していました。
妻は育休中+会社員の収入以外に個人事業主として、フリーランスで働いています。
コロナ禍でも仕事は減っておらず、契約している会社から継続して仕事を受けていました。
ですがコロナ禍の影響で、個人事業主や経営者などは審査が以前よりも厳しくなっているとのこと。
3期分の確定申告書類を提出し、コロナ渦以前から所得が減っていないことも確認してもらいましたが、やはり審査が…と。
そこで、自分の給与+妻の会社員としての給与だけで審査に出して見ませんか?と銀行から提案されました。
産休+育休のため6月頃までしか働いていませんでしたが、そこはさすが地銀と言ったところ、きちんと融通を利かせてくれます。
会社から復帰後の見込収入証明書を書いてもらい、証明書を提出すればその収入で審査しますよと言ってくれました。
※ちなみにイオン銀行にも行ってみたのですが、育休中の収入合算は見込収入の5割の金額での審査になるそうです。

銀行は一応問題無さそうだけれど、一応フラット35も気になっていたのでARUHIでネットから事前審査を申し込み。
フラット35は個人事業主だから審査が厳しいということは無く、育休中も育休に入る前に収入でそのまま審査が可能です。
ただフラット35の金利は1.3%前後、ネット系だと変動金利で0.4%台の銀行もあるこの世の中ですから、ちょっとお高めです。
銀行のほうが諸費用が安く、団信の内容も手厚いためフラット35は最後の手段、ということで一応申し込みをしておきました。

なんとか事前審査も通過して、これで後は土地が出たら買うだけ!
工務店の社長にも事前審査は通ったので、土地探しをしつつ具体的にお話しを進めたいと連絡し、内覧のついでに打ち合わせしましょうと返事を頂きました。
丁度週末に内覧会があったため、その週はウキウキ気分で過ごし当日。

いつもと同じ、見慣れたガルバリウムのお家が建っているのですが、やはりガルバリウムの貼り方が非常にキレイ。
どうしてもベコベコとしてしまうガルバリウムですが、その工務店はまったく凹みがありません。
光の当たり具合で目立つ、目立たないという話では無く凹み自体が無いんです。
内装もいつもと同じく、シンプルながら細部までスッキリと見える工夫が施されており、非常にキレイに出来上がっています。
FIX窓もサッシの枠が隠れるように収められており、サッシ部分が目立たず壁に直接ガラスがはめ込まれているよう。
壁にもアクセントとして無垢の床材が使われていたり、毎回家ごとに新しい工夫が取り入れられていて飽きることがありません。
毎回内覧するとド直球にその家がどの程度の価格か聞いてしまうのですが、今回のお家は3,000万円程。
あれ?割とシンプルな作りで2階は既製品の建具も使用していたため、これはちょっと意外な価格。
その流れで社長から聞いた話は、完全に自分の希望を打ち砕く絶望のお話だったのです。

それは以前も記事にした「ウッドショック」のお話。

ウッドショック自体はニュースなどで目にしていたのですが、その影響は凄まじい物で…
・建物価格は1~2年前と比べて1~2割アップ
・年末には高止まりすると言われているが、それまではまだまだ木材の価格が上がっていく
・去年契約して今年着工の家は、契約時から木材が値上がりしすぎて工務店も持ち出しが出ている
・今後は状況によって、契約時の金額から変動する場合があることを承諾してもらわないと、契約出来ないかもしれない
と、自分が家作りを小休止していた間に、世の中はこんな状況になっていました。
1~2年前に建物2,500万円程度で考えていた自分でしたが、こうなると最低3,000万円スタート。
当然予算を増やすか、郊外の安い土地を検討しなければなりません。
そして追い打ちをかけるもう一つの社長の一言が…
「実は今続けて契約が入っていて、すぐに契約しても着工は早くて2023年の春なんです…」
2021…2022…2023…再来年の春!?

かくして半年間の小休止のおかげで、家作りは暗礁に乗り上げてしまいました。
すぐに土地が見つかれば1年半待とうかとも考えましたが、子供が幼稚園に入る前には住む場所を決めたかった我が家。
もし土地探しに時間がかかると、それこそ2年後3年後とどんどん先延ばしになってしまいます。
実はこれが約1か月前の出来事、ここからもの凄い速さで話が進むことになるとは、この時は考えてもいませんでした。

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